株式会社ウィルの年収は675万円!年代別・役職別給与や、会社の事業内容・業績・事業リスクなどを徹底調査!【2024年最新版】

株式会社ウィル(証券コード:3241)不動産の流通、リフォーム、開発分譲、賃貸、不動産取引など、幅広い不動産関連事業を展開しています。情報収集から提案までワンストップサービスを提供し、顧客満足と地域社会の活性化を目指しています。最新の有価証券報告書に寄ると、平均給与は「675万円」となっており、「全国平均と比較してかなり高い」給与を受け取れる企業と言えます。

今回はこの株式会社ウィルについて、就職・転職すると年収がいくらになるのか?そして生涯年収がいくらになるのか?についても最新のデータを元に概算を算出します!

さらに、就職や転職に役立つ「企業概要」「将来的なリスク」についても、有価証券報告書をベースに情報をまとめていますので、是非最後までご覧ください!

本記事の抽出データは連結のものを取り扱っており、「株式会社ウィル」 の個別の数値ではありません。関連会社を考慮したものになっているため、各関連会社の実態と乖離する場合があります。そのため、「グループ会社全体の平均値」としてみると良いでしょう。

目次

株式会社ウィルの年収(年間平均給与)はいくら?【2024年度】

2024年03月28日に提出された有価証券報告書によると、株式会社ウィルの平均年収は「675万円」と記載されています。全国平均の年収が457万円のため、全国平均と比較してかなり高い給与水準であると言えます。

年代別年収

株式会社ウィルの年代別の平均年収を推計してみましょう。以下が、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算した年代別の平均年収と推計(※)されます。

年代推計平均年収全年代比プラス幅
20~24歳576万円+0円
25~29歳675万円99万円
30~34歳747万円71万円
35~39歳861万円113万円
40~44歳921万円60万円
45~49歳993万円72万円
50~54歳1039万円45万円
54~59歳1047万円8万円

20代の推定平均年収は576万円〜675万円であり、30代の推定平均年収は747万円〜861万円となります。また、折り返し地点の40代からは921万円〜993万円とさらに年収が上がっていき、最大で1047万円 といった平均年収を得る事ができる可能性があります。(※最大「平均」年収であり、社員の最大支給額はさらに高額な方もいらっしゃいます。)

(※)推計より低い年収であったり、さらに高い年収となる可能性があります。こちらの試算は、株式会社ウィルが発表をしている有価証券報告書を元に弊メディア独自の基準で計算されています。正確な数値と異なる可能性がありますので、参考値としてご覧ください。

役職別年収は?

株式会社ウィルの役職別年収についても見ていきましょう。厚生労働省が出している賃金構造基本統計調査の結果を元に、有価証券報告書のデータを用いて、各役職についての推定年収を計算すると以下のようになります。

株式会社ウィルでは、係長クラスになると、794万円の年収が想定されます。 また、課長クラスになると、1044万円となり、部長クラスになると、1341万円の年収になることが期待されます。

役職推計平均年収
係長794万円
課長1044万円
部長1341万円

(※)各会社により上記の数値と実態が異なる可能性があります。あくまで平均的な数値として参考にしてください。

推定生涯収入は?

株式会社ウィルの推定生涯収入は、およそ「2億9041万円」と推計(※)されます。

これは、大学以上卒の男性の平均生涯収入(退職金を含めない)である「2億6,190万円」を大幅に上回る金額です。そのため、給与面では非常に満足できる会社であえると言えます。

(※)生涯賃金=平均年収×勤務年数(22~65歳の43年間の計算による)

株式会社ウィルの事業内容は?

株式会社ウィルの事業内容について、最新の情報をもとに、深掘りしていきましょう。

2024年03月28日に提出された有価証券報告書には、以下のように事業内容が記載されています。わからない部分や疑問に思った部分は自分で調べつつ、企業研究の意味も込めて一読することをお勧めします!

流通事業

不動産仲介を中心に、関西圏や中部圏、東京圏などで20店舗を展開しています。地域密着型の営業展開を行い、地域の不動産動向や顧客ニーズに合った情報収集を重視しています。店舗で収集した情報を各事業に活用し、顧客に最適なサービスを提供しています。

リフォーム事業

中古住宅のリフォームや家具の提案、リフォーム工事の請負業務を行っています。住宅と家具の一体感を大切にし、顧客の個人的な嗜好やライフスタイルに合ったデザイン性や居住性を重視しています。顧客満足度の向上を目指し、施工から家具の販売まで幅広いサービスを提供しています。

開発分譲事業

戸建住宅や宅地などの仕入や企画、開発、販売業務を行っています。個々の物件に合わせて顧客ニーズを反映し、自社分譲ブランドシリーズの企画開発を推進しています。適正価格での仕入を可能にするために、相対交渉や効率的な集客方法を採用しています。

賃貸事業

テナント用地や商業施設、シェアハウスなどを所有し、運営や賃貸業務を行っています。物件の所有だけでなく、地域社会の活性化やコミュニティー形成を目指しています。地域のニーズに合った賃貸物件の提供に力を入れています。

不動産取引派生事業

不動産関連の業務に付随する損害保険代理業務やファイナンシャルプランニング業務、引越業者や広告制作業務などを行っています。顧客のニーズに合わせたサービスの提供や、物件の販売を支援する事業を展開しています。

その他事業

受託販売や広告制作、経営コンサルティング、人事コンサルティングなどを行っています。幅広いサービスを通じて、顧客のニーズに応えるとともに、各事業の効率化や収益性向上を図っています。

株式会社ウィルに向いている人とは?

株式会社ウィルの事業内容は流通事業、リフォーム事業、開発分譲事業、賃貸事業及び不動産取引派生事業を展開しています。この会社に向いているのは、不動産業界に興味があり、幅広い視野で物事を捉えることができる方です。リフォーム事業ではデザイン性や居住性にこだわり、顧客満足を追求する姿勢が必要です。

転職したら、あなたは不動産業界での経験を活かし、新たなスキルや知識を身につけながら成長していくことができます。流通事業では顧客とのコミュニケーション能力を磨き、地域に密着したサービス提供が求められます。

また、開発分譲事業ではマーケティング情報に基づき顧客ニーズを反映させる能力が重要となります。この会社での経験を通じて、不動産業界でのリーダーシップを発揮できる可能性があります。

賃貸事業や不動産取引派生事業では、物件管理やビジネス展開の幅広い業務に携わることができます。自らのアイデアや提案を活かし、会社の成長に貢献することが期待されています!

株式会社ウィルの業績ってどう?

有価証券報告書の情報をもとに、株式会社ウィルの業績を見ていきましょう。

最新年度と直近年度の売上高

2024年03月28日に提出された有価証券報告書によると、直近5年間の売上高は以下のようになっています。

4年前の売上高が62億6000万円、3年前の売上高が79億5700万円、2年前の売上高が86億8100万円、 そして昨年度の売上高が94億6900万円、 最新年度の売上高が115億5200万円、となっています。

4年前から売上高はなんと85%(額でいうと52億9200万)増加しており、昔と比較して順調に成長している企業だと言えます。

最新年度と直近年度の利益

2024年03月28日に提出された有価証券報告書によると、直近5年間の経常利益は以下のようになっています。

4年前の経常利益が6億3300万円、3年前の経常利益が6億7000万円、2年前の経常利益が8億200万円、 そして昨年度の経常利益が8億6700万円、 最新年度の経常利益が9億3000万円、となっています。

4年前から経常利益はなんと47%(額でいうと2億9700万)増加しており、昔と比較して成長している企業だと言えます。急成長している企業とまではいきませんが、以前よりも最新年度比較では良い環境になっていると言えます。

従業員数の推移

株式会社ウィルの現在の従業員数は「229人」となっています。以前の従業員の増減推移も確認してみましょう。

従業員数は4年前から「77人」増加しており、ゆるやかにかつ順調に従業員が増えている企業といえます。このような場合、順調に業績も成長していれば企業として非常に上手くいっているパターンが多いです。業績と合わせて企業の状況を把握しておきましょう。

1人当たり売上高分析・年収増加可能性

株式会社ウィルの業績(売上高・経常利益とその推移)に加え、従業員数についても確認してきました。これらのデータから1人当たり業績をそれぞれ算出し、社員一人がどれくらい会社にインパクトを与えているかを数値化してみましょう。

また、平均年収と一人当たり業績を比較することで、年収が上がる可能性についても考察してみます。

(※弊メディア独自の算出による考察のため、参考程度にご活用ください)

1人当たり売上高

まずは1人当たり売上高をみていきましょう。

4年前の1人あたり売上高は「4118万円」であり、最新年度の1人あたり売上高は「5044万円」となっています。

4年前と比較して順当に一人当たりの売上高が伸長しており、社員一人当たりの生産性が高まっている事が考えられます。

最新年度の1人あたり売上高は5千万円を裕に超えており(5044万円)、社員1人当たりの仕事の付加価値は非常に高いと言えるでしょう。

1人当たり売上高の過去推移

社員1人あたり売上高の過去5年間の推移も掲載しておきますので、参考までにご覧下さい。

株式会社ウィルの事業リスクについて

株式会社ウィルの事業リスクについて、その会社を深く知るにあたっては非常に大事な事です。事業リスクを理解した上で就職・転職活動に臨む事が理想とされます。

最新の有価証券報告書には、最新の企業状況と外部環境を元に、非常に丁寧にリスクを記載している会社もあります。ここでしっかりと確認しておきましょう。

最新の有価証券報告書から、株式会社ウィルの事業リスクとしては以下のように記載されています。

不動産業界のリスク

不動産業界は、法的規制により厳しく制限されています。特に宅地建物取引業法や建設業法による規制があり、免許や許認可を取得することが必要です。これらの許認可が取消されたり、更新が認められなくなった場合、事業活動に支障をきたす可能性があります。また、法律の改廃や新たな規制が生じた場合も、業績に影響を及ぼす可能性があります。

競合他社との競争

不動産業界では、多くの競合他社が存在し、競争が激しい状況です。他社との競争力を保つために、地域密着型店舗展開やサービスの差別化が重要です。しかし、資本力やブランド力に優れる大手企業との競争も激しく、市場シェアを確保するためには効果的な施策が求められます。

経営のリスク

事業展開に伴うリスクも考慮すべきです。営業地域の市場動向や地域的な要因に左右されやすいこと、外部委託業者に依存する仕組みがリスクとなる可能性があります。

財務リスクと個人情報保護

財務面では、有利子負債の依存度が高いことや資金調達の安定性が課題となります。資金調達が不十分な場合や金利が上昇した場合、支払いリスクが増大し、経営状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

訴訟リスク

最後に、訴訟リスクも考慮すべき要因です。顧客とのクレームやトラブルが訴訟に発展した場合、損害賠償などで経営成績や財務状況に悪影響を与える可能性があります。十分なリスク管理体制を整備することが重要です。

株式会社ウィルの沿革・歴史

株式会社ウィルの沿革は、以下のようになっています。

年月内容
1993年10月に当社の前身であるウィル不動産販売を個人創業いたしました。その後、
1994年2月に宅地建物取引業免許を取得し、
1995年6月に当社を設立しております。設立後の沿革は以下のとおりであります。年月事項
1999年4月マンション・戸建住宅の企画・開発を行う開発分譲事業を開始。
2001年4月損害保険代理業務を開始。
2003年4月流通事業のお客様を対象としたリフォーム事業開始。
2003年6月宅地建物取引業免許を兵庫県知事免許から国土交通大臣免許に移行。建設業許可を取得。
2004年12月決算期を3月から12月に変更。 リフォームの設計・施工管理を行うことを目的とする株式会社ウィル空間デザインを株式交換により100%子会社化。
2005年2月保険商品及び住宅ローンの見直し等を提案するファイナンシャルプランニング業務を開始。
2007年2月ジャスダック証券取引所上場。
2008年1月ファイナンシャルプランニング業務を行うことを目的として、株式会社ウィルフィナンシャルコミュニケーションズを設立。
2008年7月商号を株式会社ウィルへ変更。
2013年11月富裕層向けにリフォームの設計・施工管理を行うことを目的として、株式会社遊を設立。株式会社村上より株式会社遊にリフォーム事業を譲受。
2014年4月「難関国公立大学合格専門塾 志信館」を開校し、教育事業を開始。
2014年7月不動産・住宅系企業の広告・ブランディングを行うことを目的として、株式会社ウィルスタジオを設立。
2015年12月東京証券取引所市場第二部へ市場変更。
2018年3月営業エリア拡大のため、中部圏へ出店。
2019年12月採用・人材育成ノウハウを活かした人事コンサルティングを行うことを目的として、株式会社部活のみかたを設立。
2021年1月株式会社遊を株式譲渡。
2021年6月ショールーム「十二十家具」を開設し、家具業務を開始。
2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。営業エリア拡大のため、東京圏へ出店。

株式会社ウィルの会社基本情報

最後に、株式会社ウィルの基本情報を押さえておきましょう!

項目内容
会社名株式会社ウィル
会社名(英語表記)WILL,Co.,Ltd.
住所
代表取締役社長代表取締役社長  坂根 勝幸
電話番号0797-74-7272
特色

まとめ

今回の記事では、株式会社ウィルの年収を中心として、会社そのものの業績(売上高・経常利益)を過去推移から分析し、従業員数をはじめとした、会社環境なども含めた情報からも調査をしてきました。

会社選びを実施する上で、企業の最新データを有価証券報告書から読み解くことは非常に大事です。客観的な事実を俯瞰して観察し、ご自身の会社選びに活用していってください!

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この記事を書いた人

大企業の新規事業部門に所属、個人投資家としても活動しながら日々上場企業のリサーチを昼夜問わず実施。企業の開示を毎日数十社規模で習慣的にウォッチ。2024年5月、上場企業が発行する有価証券報告書を分析したメディア「年収辞典」をローンチ。メディアを通じた転職支援を実施。

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