株式会社リアルゲイトの年収は595万円!年齢別給与や会社内容・業績・事業リスクなどを徹底調査!【2023年最新版】

株式会社リアルゲイト(証券コード:5532)「築古ビルの再生、転貸借事業が柱。東京・渋谷区軸に都心展開。ビルなどの運営受託や施工請負も」行っている企業です。最新の有価証券報告書に寄ると、平均給与は「595万円」となっており、「全国平均と比較して高い」給与を受け取れる企業と言えます。

今回はこの株式会社リアルゲイトについて、就職・転職すると年収がいくらになるのか?そして生涯年収がいくらになるのか?についても最新のデータを元に概算を算出します!

さらに、就職や転職に役立つ「企業概要」「将来的なリスク」についても、有価証券報告書をベースに情報をまとめていますので、是非最後までご覧ください!

株式会社リアルゲイトは個別決算のデータのみ有価証券報告書で提供されています。そのため企業単体としての分析内容は実態と即している場合が多いです。是非本記事を参考に企業研究をしておきましょう!

目次

株式会社リアルゲイトの年収(年間平均給与)はいくら?【2023年度】

2023年12月07日に提出された有価証券報告書によると、株式会社リアルゲイトの平均年収は「595万円」と記載されています。全国平均の年収が457万円のため、全国平均と比較して高い給与水準であると言えます。

年代別年収

株式会社リアルゲイトの年代別の平均年収を推計してみましょう。以下が、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算した年代別の平均年収と推計(※)されます。

年代推計平均年収全年代比プラス幅
20~24歳493万円+0円
25~29歳543万円50万円
30~34歳595万円52万円
35~39歳625万円29万円
40~44歳675万円49万円
45~49歳693万円17万円
50~54歳728万円35万円
54~59歳732万円3万円

20代の推定平均年収は493万円〜543万円であり、30代の推定平均年収は595万円〜625万円となります。また、折り返し地点の40代からは675万円〜693万円とさらに年収が上がっていき、最大で732万円 といった平均年収を得る事ができる可能性があります。(※最大「平均」年収であり、社員の最大支給額はさらに高額な方もいらっしゃいます。)

(※)推計より低い年収であったり、さらに高い年収となる可能性があります。こちらの試算は、株式会社リアルゲイトが発表をしている有価証券報告書を元に弊メディア独自の基準で計算されています。正確な数値と異なる可能性がありますので、参考値としてご覧ください。

役職別年収は?

株式会社リアルゲイトの役職別年収についても見ていきましょう。厚生労働省が出している賃金構造基本統計調査の結果を元に、有価証券報告書のデータを用いて、各役職についての推定年収を計算すると以下のようになります。

株式会社リアルゲイトでは、係長クラスになると、710万円の年収が想定されます。 また、課長クラスになると、850万円となり、部長クラスになると、1020万円の年収になることが期待されます。

役職推計平均年収
係長710万円
課長850万円
部長1020万円

(※)各会社により上記の数値と実態が異なる可能性があります。あくまで平均的な数値として参考にしてください。

推定生涯収入は?

株式会社リアルゲイトの推定生涯収入は、およそ「2億5615万円」と推計(※)されます。

これは、大学以上卒の男性の平均生涯年収(退職金を含めない)である「2億6,190万円」を下回る金額です。ただし、非正社員や女性である場合は平均生涯年収が少なくなる傾向にあります。給与面以外のメリットにしっかりと目を向けていきましょう。

(※)生涯賃金=平均年収×勤務年数(22~65歳の43年間の計算による)

株式会社リアルゲイトの事業内容は?

株式会社リアルゲイトの事業内容について、最新の情報をもとに、深掘りしていきましょう。

2023年12月07日に提出された有価証券報告書には、以下のように事業内容が記載されています。わからない部分や疑問に思った部分は自分で調べつつ、企業研究の意味も込めて一読することをお勧めします!

フレキシブルワークプレイス事業

この事業では、築古ビルや新築ビルに対して再生ソリューションや開発ソリューションを提供し、不動産の付加価値向上を図っています。築古ビルに対しては耐震補強や増築、用途変更などを行い、抜本的な資産価値の向上を図っています。

築古ビルの有効活用により不動産の資産価値を向上させ、都心部の空きビル問題に一石を投じています。

一方、新築ビルに対してはスモールオフィスやシェアオフィスを組み込むことで付加価値を付与しています。事業の中核をなすストック型収入を確保しながらも、設計・施工請負契約の受託や物件売却などによるフロー型収入も積極的に取り入れています。

入居テナントのニーズに合わせた個性的なオフィススペースの提供により、ワークスペースの多様化を促進しています。ニッチな需要への対応と質の高いサービス提供により、社会的な課題解決に貢献しています。

不動産のさまざまな運用形態

リアルゲイトは、マスターリース契約、プロパティマネジメント契約、物件保有による不動産の運用を行っています。マスターリース契約では、競争力の低下した築古ビルを一括借り上げし、不動産価値を向上させ、その物件を再貸しすることで収益を得ています。プロパティマネジメント契約では、テナント誘致や建物管理業務を担当し、ビルオーナーから手数料を収受しています。

物件保有では、自社で物件を保有し、入居テナントとの定期建物賃貸借契約を締結することで賃料収入を得ています。

各運用形態を柔軟に選択することで、不動産価値の最大化を図っています。

リアルゲイトの運営物件は価格優位性が高い

リアルゲイトの運営物件は、主に東京都心部で展開されています。

コンパクトな築古ビルを対象としており、価格優位性の高い東京都心部においてビジネス展開を行っています。特に、渋谷区や港区、目黒区などで69件のプロジェクトを獲得しており、エリアごとに物件数を増やすドミナント戦略を展開しています。狭域エリアでの集中展開により、管理効率の向上や運営コストの削減を実現しています。

リアルゲイトの強み

リアルゲイトの強みは、企画力・技術力・運営力が一体となったフレキシブルワークプレイス事業の運営実績にあります。ワンチーム・ワンストップでプロジェクトを推進し、顧客ニーズに合ったサービス提供を行っています。

参入障壁があることも強み

フレキシブルワークプレイス市場における入居テナントのニーズを的確に捉えることが困難なため、これが参入障壁となっています。ただし、企画やデザインの差で収益性を向上させる可能性も十分にあります。過去の成功事例を模倣するだけではなく、顧客のニッチな需要にマッチしたサービスを提供する必要があります。リアルゲイトは、運営実績に基づく企画力や技術力を活かし、市場ニーズに合ったサービス提供に努めています。

株式会社リアルゲイトに向いている人とは?

この会社に向いている人は、創造性に溢れていて、柔軟性や発想力に富んだ方です。フレキシブルな働き方や施設づくりに興味を持ち、新しいアイデアやデザインに挑戦したい人にぴったりです。

転職したら、自らのアイデアや提案が現場で形になり、社会的な影響を与えることができるポジションに就く可能性があります。企画力や技術力を発揮しながら、不動産業界に革新的なアプローチをもたらすことができるでしょう。

また、この会社ではチームでの連携やクリエイティブな空間創りに重点が置かれています。協力しあいながら成果を創り出すことができるコミュニケーション能力がある人にとって、充実感のある働き方が期待できるでしょう。

さらに、自らの成長やスキルアップに積極的に取り組む姿勢がある方にとっては、様々なプロジェクトや業務を通じて多角的な経験を積むことができ、キャリアアップへの可能性が広がります。

この会社での働き方は、新しい価値を創造し、自らのアイデンティティを発揮する場として活躍できる環境が整っています。自己成長と会社の成長を共に実現することで、より意義のあるキャリアを築いていくことができるでしょう。

株式会社リアルゲイトの業績ってどう?

有価証券報告書の情報をもとに、株式会社リアルゲイトの業績を見ていきましょう。

最新年度と直近年度の売上高

2023年12月07日に提出された有価証券報告書によると、直近5年間の売上高は以下のようになっています。

4年前の売上高が24億1675万円、3年前の売上高が37億6868万円、2年前の売上高が38億1084万円、 そして昨年度の売上高が58億4320万円、 最新年度の売上高が69億7222万円、となっています。

4年前から売上高はなんと188%(額でいうと45億5547万)増加しており、昔と比較してかなり急成長している企業だと言えます。

最新年度と直近年度の利益

2023年12月07日に提出された有価証券報告書によると、直近5年間の経常利益は以下のようになっています。

4年前の経常利益が3億3623万円、3年前の経常利益が3億4996万円、2年前の経常利益が2億6468万円、 そして昨年度の経常利益が3億8759万円、 最新年度の経常利益が4億8464万円、となっています。

4年前から経常利益はなんと44%(額でいうと1億4841万)増加しており、昔と比較して成長している企業だと言えます。急成長している企業とまではいきませんが、以前よりも最新年度比較では良い環境になっていると言えます。

従業員数の推移

株式会社リアルゲイトの現在の従業員数は「87人」となっています。以前の従業員の増減推移も確認してみましょう。

従業員数は4年前から「36人」増加しており、ゆるやかにかつ順調に従業員が増えている企業といえます。このような場合、順調に業績も成長していれば企業として非常に上手くいっているパターンが多いです。業績と合わせて企業の状況を把握しておきましょう。

1人当たり売上高分析・年収増加可能性

株式会社リアルゲイトの業績(売上高・経常利益とその推移)に加え、従業員数についても確認してきました。これらのデータから1人当たり業績をそれぞれ算出し、社員一人がどれくらい会社にインパクトを与えているかを数値化してみましょう。

また、平均年収と一人当たり業績を比較することで、年収が上がる可能性についても考察してみます。

(※弊メディア独自の算出による考察のため、参考程度にご活用ください)

1人当たり売上高

まずは1人当たり売上高をみていきましょう。

4年前の1人あたり売上高は「4738万円」であり、最新年度の1人あたり売上高は「8014万円」となっています。

4年前と比較して「69%」も一人当たりの売上高が伸長しており、社員一人当たりの生産性成長率が圧倒的に上昇している、または会社の事業の需要が急増していると考えられます!このような成長を辿っている企業は、利益も同時に伸びているケースが多いです。

最新年度の1人あたり売上高は5千万円を裕に超えており(8014万円)、社員1人当たりの仕事の付加価値は非常に高いと言えるでしょう。

1人当たり売上高の過去推移

社員1人あたり売上高の過去5年間の推移も掲載しておきますので、参考までにご覧下さい。

株式会社リアルゲイトの事業リスクについて

株式会社リアルゲイトの事業リスクについて、その会社を深く知るにあたっては非常に大事な事です。事業リスクを理解した上で就職・転職活動に臨む事が理想とされます。

最新の有価証券報告書には、最新の企業状況と外部環境を元に、非常に丁寧にリスクを記載している会社もあります。ここでしっかりと確認しておきましょう。

最新の有価証券報告書から、株式会社リアルゲイトの事業リスクとしては以下のように記載されています。

フレキシブルワークプレイス事業の経済状況への影響

フレキシブルワークプレイス事業は、経済の後退や金利の上昇、税制改正などの要因に影響を受けやすいビジネスです。特に景気後退や不動産市況の低迷により、物件の稼働率が低下し収益が圧迫されるリスクが存在します。このような状況では、運用形態の柔軟性を持ちながらも、テナントの需要動向に敏感に対応する必要があります。

競合他社との競争激化

フレキシブルワークプレイス事業は競合他社との競争が激化しており、大手不動産デベロッパーや再生会社の参入が増えています。競争の激化により、需要の確保や利益の獲得が難しくなる可能性があります。そのため、独自性やサービスの差別化を図りながら市場での地位を確立することが重要です。

物件の確保と取得競争

フレキシブルワークプレイス事業では、優良な物件の確保が業績に直結しますが、市況の変動や競合他社との取得競争が激化するリスクが存在します。物件取得の難化や不動産業者との信頼関係の維持が困難となった場合、事業拡大や新規プロジェクトの実施に支障をきたす可能性があります。

災害や地域環境の影響

自然災害や人為的な事故が発生した場合、所有する不動産の被害や価値の低下が懸念されます。特に都心部を中心とした地域における災害リスクや地域環境の変化が、業績や資産価値に影響を及ぼす可能性があります。災害時のマニュアル整備や予防策の徹底が求められます。

法的規制の変化

宅地建物取引法や建築基準法などの法的規制の変化は、事業運営に影響を与える可能性があります。法令改正によるコスト増加や事業への影響、新たな規制項目の遵守などに対応しなければならないリスクが存在します。法務体制の強化や継続的な法令対応が必要です。

競合他社との取引リスク

競合他社との取引において、契約内容や条件の変更、信用失墜、法的紛争などのリスクが潜在しています。特に工事請負契約において、契約違反や工事遅延が起こった場合、契約の解除や損害賠償請求などが生じる可能性があります。リスク管理体制の強化とリスクマネジメントの徹底が求められます。

株式会社リアルゲイトの沿革・歴史

株式会社リアルゲイトの沿革は、以下のようになっています。

年月内容
2009年8月に設立されました。 以下、当社の沿革を記載しております。年月概要
2009年9月宅地建物取引業の登録完了(東京都知事90947)
2010年1月プロパティマネジメントサービスを開始「the SOHO」が第1号施設
2012年2月東京都港区北青山に本社を移転
2012年7月マスターリースサービスを開始
2017年11月一級建築士事務所の登録完了
2019年9月東京都渋谷区千駄ヶ谷に本社を移転
2020年2月特定建設業許可取得(東京都知事許可第151421号)
2021年7月株式会社トランジットジェネラルオフィス所有の全株式を株式会社サイバーエージェントに譲渡、同社の連結子会社化
2023年2月東京都渋谷区千駄ヶ谷「PORTAL POINT HARAJUKU」に本社を移転
2023年6月東京証券取引所グロース市場に上場

株式会社リアルゲイトの会社基本情報

最後に、株式会社リアルゲイトの基本情報を押さえておきましょう!

項目内容
会社名株式会社リアルゲイト
会社名(英語表記)REAL GATE INC.
住所
代表取締役社長代表取締役  岩本 裕
電話番号03-6804-3904 (代表)
特色築古ビルの再生、転貸借事業が柱。東京・渋谷区軸に都心展開。ビルなどの運営受託や施工請負も

まとめ

今回の記事では、株式会社リアルゲイトの年収を中心として、会社そのものの業績(売上高・経常利益)を過去推移から分析し、従業員数をはじめとした、会社環境なども含めた情報からも調査をしてきました。

会社選びを実施する上で、企業の最新データを有価証券報告書から読み解くことは非常に大事です。客観的な事実を俯瞰して観察し、ご自身の会社選びに活用していってください!

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この記事を書いた人

大企業の新規事業部門に所属、個人投資家としても活動しながら日々上場企業のリサーチを昼夜問わず実施。企業の開示を毎日数十社規模で習慣的にウォッチ。2024年5月、上場企業が発行する有価証券報告書を分析したメディア「年収辞典」をローンチ。メディアを通じた転職支援を実施。

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